ルンビニ茶園の朝。オーナーのチャミンダさんのご自宅の庭からは、このようにレインフォレストが見渡せます。
朝の霧が消えかかっているところ、神秘的です。
写真でも十分綺麗ですが、この霧がかかる空気を吸い込むと、本当に不思議なんですが甘みがあります。
これは世界の色々な茶園に行き、標高もかなりのところばかり行った私も体験したことがないものでした。
ご自宅のお庭からこんな風景が見えるって、まるで王様のような暮らし。
奥様もお嬢様もあまりここを出ないとおっしゃっていましたが、こんな天国みたいなところに暮らしていたらあまりどこにも出たくなくなるのかな・・・と思ってしまいました。
坂を下っていくと、もうそのまま工場です。
職場が近すぎる(笑)
茶園に入る手前では、学校に通う子どもたちに会いました。
笑顔が可愛く、きちんと挨拶もしてくれる子どもたちです。
ダージリンでもイギリスっぽい制服を来た小学生たちが登校していたのを思い出しました。
現在ではインドもスリランカも大きい茶園では子どもたちが学校に通えるように近くに学校を作ったり、バスを用意して送迎したりしています。
社員の皆さんもバスに乗って出勤し始めました。
歩く方もいますが、何しろこの高度なので、登り坂がかなりきついですから、ここを歩いて上がるのはかなり大変そう。
工場からオフィスに上がるところにはブッダの像が置かれています。
滞在している間にチャミンダさんはとても信仰深い方だなと思いましたが、インドのダージリンでやはりオーナー宅に泊まらせていただいた際にも、お祈りをする部屋があってそこで毎朝お祈りをされていたのを思い出しました。
始業時間前の工場、ここで毎朝行われることがあるので出席してほしいと言われていました。
時間になると、数人の社員たちがお供え物を持って入ってきます。音楽も流れます。
歌のように聞こえるのですが、おそらくお祈りなのだと思います。
その後、スリランカの国家も歌います。
スリランカの国家、ここで初めて聴きました!
お父様の代からずっと続けている朝の行事。日本だとラジオ体操なのだろうか??
ここで、言葉はわかりませんでしたが、私たちのことも紹介していただきました。
終了するとマネジャーがレジスター(点呼)をして工場始動です。
スリランカには仏教徒が多く、キャンディで見たペラヘラ祭りも仏教のお祭りです。とは言ってもスリランカにはヒンズー教徒もイスラム教徒もキリスト教信者もいます。上の写真は、茶摘みに従事するヒンズー教徒の方たちのためのもので、これは茶園の奥の方に祀られていて、ヒンズー教徒の人は朝ここでお参りしてから仕事を始めるそうです。
信じる宗教は違っても、それぞれに信心深い人たちなのですね。
一度オーナーご自宅に戻って朝食をいただいてから、いよいよ茶摘みです。