ティーキャディの話の途中ですが、このへんでティータイム。
どこの国でも家にこもってお菓子作りやパン作りが人気になり、イギリスでは粉が買えないと娘が嘆いていますし、日本でもバターやクリームチーズ、生クリームが品薄のようです。
でも、家にあるものだけでも十分美味しいお菓子は作れますよね!
そしてそういうことならイギリス菓子がうってつけなんです。
何しろ計量も、その昔は「レシピ本にティーカップで●杯」なんて書いてありましたし、大さじ、小さじは未だにテーブルスプーンやティースプーンではかります。
今日はそんな中でもとっても美味しくて、しかも泡立て器すら使わないレシピをご紹介します。
しかも、家にあるものだけで作れますから、わざわざお買い物に行かなくても大丈夫。
「ラムレーズンとくるみ入り バナナブレッド」
材料はこんな感じ。
買ったバナナ、数本だけ残って黒っぽくなってしまうことがありますが、このレシピには少々黒っぽくなったくらいのバナナの方が美味しくできるんです!
一般的なバナナブレッドで良いなら、ラムレーズンもくるみもなしで大丈夫です。
イギリスでは子供も作る簡単なお菓子で失敗もほとんどありません。
ここでは少しだけ変化をつけて大人の味にしています。
20cm x 9cm x 6cm のローフ型1個分
材料: サルタナまたはレーズン 75g
ラム酒(あればダーク・ラム) 50ml
薄力粉 130g
ベーキングパウダー 小さじ1.5
重曹 小さじ四分の一
塩 少々
無塩バター 90g
三温糖 100g
卵 1個
バナナ 皮なしで225g(3本程度)
くるみ 45g
シナモン、バニラエッセンス それぞれ少々
作り方
① サルタナとラム酒を小なべに入れ、沸騰したら弱火にして5分程度煮る。冷ましておく。
② 粉類と塩をボールにふるっておく。バターは溶かす。
③ 溶かしたバターに砂糖を入れ、よく混ぜる。
⑤ シナモン、バニラを加え、細かく刻んだくるみと①のサルタナを混ぜる。
⑦ 型にバターを塗って紙を敷き、⑥を流し込む。表面を平らにならし、180℃のオーブンで45分ほど焼く。
⑧ 焼きあがったらあら熱を取り、型から出してラックの上で完全に冷ます。
少し温かいうちにいただくのもすごく美味しいです!
あれば、ユーナン紅茶(中国の雲南省産)とも相性が良いです。
ふんわり甘いバナナとラムレーズンの香り、香ばしいくるみ。幸せな気持ちになれること請け合いです。
まだ少し温かいうちに食べるのが美味しい・・・・・。うちの娘の大好物。焼けたらまず、紅茶を淹れて、すぐいただきます。
余ったバナナがあったら早速作ってみてくださいね。
先に書きましたが、ラムレーズンやくるみななくてもできますし、他のナッツでも代用できます。
堅苦しく考えなくて、適当に作ってできるのがイギリス家庭菓子の良いところなので、気軽にやってみてください。