色々ラッキーなことが重なったお茶ツアー、掛川ではお天気だけには恵まれなかったのですが、3日目にしてようやく晴れました!
この辺りの方には見慣れた風景でしょうけれど、私たちにとっては待望の風景。
でも、昨日の雨で、今朝は茶摘みをする方がいるのかどうか....。
「あ!あれは!」
見つけました、遠くに動く人影。
それっと向かう車内では
「なんだかケニアのサファリみたい」
なんて呑気なこと言ってましたが、とうとう見つけましたよ、茶摘みをする方たち。
撮る撮る、みんな必死です。
撮られる方もびっくりなさったことでしょう、でもわざわざイギリスから来たんです〜、とお話すると気軽にいいですよ、と許可を下さいました。
常用型の摘採機は紅茶作りではほとんど使いませんので、日本の煎茶作りのなかでは見て欲しいことの一つです。
でも、ハサミも見せていただきました。
撮られる方もびっくりなさったことでしょう、でもわざわざイギリスから来たんです〜、とお話すると気軽にいいですよ、と許可を下さいました。
常用型の摘採機は紅茶作りではほとんど使いませんので、日本の煎茶作りのなかでは見て欲しいことの一つです。
でも、ハサミも見せていただきました。
ベストな摘み方、案外難しい。
特に品評会に出すものは、選りに選って摘むそうで、お時間かけて丁寧に手摘みするそうです。
あまりにものどかな風景に
「動きたくなーい」
という一行をバスに追い立てて....
これは、既にお茶の販売をしている人やこれからしたい人たちのために、海外にお茶を販売してもいいですよ、とおっしゃる茶商さんに、商品を見せていただきたかったからなんです。
まずは丸山製茶さんへ。
鑑定開発室?
こちらは海外への輸出に力を入れておいでて、外国人の社員さんが何人も働いておいでです。
スリランカ、フランスなど、様々な国から来て働いている方たちからだけでなく、日本人のボスからも英語で今の日本茶の輸出について生のお話も聞けましたし、何かあったら英語で対応していただけることもわかり、沢山の質問にも答えていただけました。
ちょっと待って、缶が可愛すぎる!
抹茶のとは違い、より緑茶らしい味が爽やかで、これも「こんなに美味しいの食べたことない」
「大井さんと写真撮りたい」
「茶商の人って皆かっこいいの?」
抹茶や抹茶入り玄米茶など、海外でも人気商品もテイストさせていただきましたが、私はここでいただいた釜炒り茶の香りが素晴らしくてびっくりしました。
ほとんど烏龍茶に近い香りです。
サンプルは小袋に入れて欲しいものを持ち帰って良いですよ、と言われて持ち帰りましたので、審査としてでなく、実際淹れてみるのが楽しみです。
外国人の方もいるスタイリッシュな大きい会社、オーナーの技術の高さとお人柄に感動した小さな会社、そして既にEUにも輸出され、細かな対応ができる中くらい?の会社、どの会社もそれぞれの特徴と良さがあり、輸入先として魅力的なところばかりでした。
私はイギリスにいて、特にティーアカデミーで教える時は日本から輸入したいけれど、輸入先を見つけることができない、とご相談を受けることがあります。
こうしてお顔を拝見して、どんな方がどんな思いでお茶を作られているのか、そしてどんなお茶がお得意なのかを実際に体験すれば、輸入する側のタイプに合ったところをご紹介できます。
やはり、現地を訪れることって本当に大切。
それを実感した日でした。