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Channel: スチュワード麻子オフィシャルブログ 「ティータイムのある暮らし」
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ロンドンレッスンとイングリッシュガーデン

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我が家に戻ると庭はすっかり緑になっていました。

玄関脇の紫陽花ももうすぐ花を開きそう。

 

鬱蒼として見えますが、それほど圧迫感はない庭の周囲部分、お隣の庭がお互いあまりよく見えないので便利でもあります。

家のサイドにはあまりに背が高く届かない薔薇の木があり、窓からうんと腕を伸ばしてつめるものだけ摘みます。

この下にはブラックベリーの茂みがあるのですが、これも窓からの収穫(笑)。

この家の前の持ち主は、この家で生まれ、この家で亡くなったという老婦人。彼女の頃から変えていないこのガーデンには、昔ながらの薔薇がいくつも植えられています。

イングリッシュ・ローズはもちろん世界に有名ですが私はあまり種類に詳しくはありません。

ただ、ひとつ思うのは、最近ガーデンセンターやお店で見る薔薇にはほとんど匂いがしないのだけれど、古いお家の古い薔薇の木には素敵な香りの薔薇が咲くことが多いようです。

薔薇は色も形も様々。

壁についているのは、フランスで見つけたメタルのティーポットで、私はキャンドルを入れています。

その上には、古めかしいひさしがついていて、メタルの長い棒で引っ張り出すとストライプ模様のひさしが出て来ます。

そのひさしの横にはジャスミンが壁をよじ登り、2階のベッドルームにも窓からとても良い香りが漂ってきます。

ジャスミンは特に夕方に強く香りますね。

ハーブは少ししか使わないのにお店で買うのももったいないし、こうして夏の間はプランターに植えておきます。

この奥は以前のオーナーが菜園にしていたところで、去年は雑草にまぎれてわかりませんでしたが、今年は早くから夫が手入れしたところ、チャイブやワイルドミントなどがまだ生きていました。

今年はなぜか夫がストロベリーをたくさん植えています。

パセリは使いすぎてやや疲れ気味・・・・・。

昨日頑張ってこの後手前の雑草をなんとか取り除きましたが、奥にはアイリスが咲いています。

あまりに多くて最初の年はびっくりしましたが!

何かが収穫できる庭って私は好きなのですが、この庭にはりんごの木が3本あります。1本は違うタイプので、あと2本は同じタイプのりんごの木。

手前の小さな木はとてもかわいいペアの木なのですが、悲しいことに病気でもうほとんど葉をつけません。

それでも去年も2個だけ実をつけたのですが、大きくなる前に落ちてしまいました・・・。

今年は1つでも大きくなるといいなあ。

昨日のレッスンの後は、お天気も良いので生徒の皆さんと庭に出てみました。

ロンドンのフラット(マンション)にお住まいの方が多いので、こんな庭があったらどこにも出かけたくなくなりますね!と喜んでくださいましたが、本当に出たくなくなってしまうんですよね・・・・。

仕事が終わるとここでぼーっと座って、ギムリにボールを投げて取りに行かせるという遊びを延々とふたりでやっています。

アイリスは長めに切って、義母にもらったアンティークのジンジャー入れの壺に活けました。

レッスン用には何種類かの良い香りの薔薇を切ってきて、ヴィンテージの花瓶に入れてみました。

実は一番うれしいのは、ちょっと一緒に挿すグリーンが庭に豊富にあることで、これがあるとないでは全然違うなと思います。

 

お友達や生徒さんをよんで、ガーデンでティーパーティーも楽しそう。

日にちを見つけてやりたいなあと思いますが、カレンダーを見てうーん、と唸ってしまう・・・。

 

ティーアカデミーもあり、週2回のレッスンもあり、その他にもちょこちょこお仕事をいただいていて、7月はまた日本ですし、8月までは無理そうです。

8月にロンドンにいます!という方だけでも、およびしたいと思います!

 

 

 


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