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Channel: スチュワード麻子オフィシャルブログ 「ティータイムのある暮らし」
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全てがギリギリセーフ!なスリランカ紅茶の旅

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スリランカ1週間、紅茶の旅に行っていました。

まさに先程帰ってきたばかりなので、これからゆっくりと充実の旅のことを書いて行こうと思います。

ただ、今回の旅、テーマは「ギリギリセーフ」または「一筋縄ではいかない・・・・」

 

まず直前の秋田で既に台風のために帰れるか?というところでしたが、スリランカ出発当日も数年ぶりの大型台風が千葉県直撃というので、今回成田発のスリランカ航空が飛ぶのか??と心配でした。

ところが、はっと思い出したのが・・・・・

前回の大型台風で成田空港へ行く道が閉鎖となり、娘が空港に行き着けなくてロンドンに帰れず、空港で一夜を明かした時のこと。

大変!

飛ぶとしても、空港に行かれないんじゃないだろうか???

 

で、前日、急遽成田に前泊しました。

早めにホテルについたものの、やることがない。

近くの映画館に行ってみたけど「台風のため上映中止」とのことで、本当にもう、何もできませんでした。

 

なので無事チェックインしてサクララウンジに着いた時には心からホッとしました!

でも、これは「一筋縄ではいかない」のほんの序章・・・・・。

機内に入ってからもずっと動かない飛行機はエンジン切ったままですごい暑さ、その後上空ではすごい寒さで、いつものJALのありがたさが身にしみました。

お手洗いのロールもなくなっても補充されておらず、私は昔働いていたおかげでロールの場所を知っているので自分で補充しました(笑)。

 

到着しました、バンダラナイケ空港。

早速ブッダの像があり、仏教が尊ばれる国なのを痛感します。

 

ようやく着いたコロンボ、バンダラナイケ国際空港、到着は夕方5時過ぎです。

迎えに来てくれたのは、ウヴァのアンバ茶園から紹介されたランカさん。

満面の笑顔で迎えてくれてとても安心しました。

でも、ここも日本から台風が追いかけて来たのか??と思うような豪雨・・・・・・。

滝のように水が流れる道路を走る走る、今回は茶園を多く回りたいがために無理して着いた日の中に3時間離れたキャンディという街に移動し、そこのホテルに宿泊予定でした。

車は順調だったのですが・・・・・

この週のキャンディでは、年に一度の大きなお祭り「エサラ・ペラヘラ」の真っ最中!

このお祭りは1週間続くもので、毎日パレードがあり、キャンディの中心部は完全に閉鎖されるということを忘れていました。

まあ11時くらいには終わるかな、と思いきや、真夜中過ぎまで道路は閉鎖されたままで、私たちは車中でぐったりしていました。

image

クイーンズホテルは、目の前をペラヘラのパレードが通るというので、数ヶ月前にサイトで見たら室料が通常の10倍!

でもホテルの前に席を作って鑑賞できるというのでメールしたものの、返事がなく、電話してみました。

電話だとなぜか部屋が取れる。それもネット予約の半分以下で。しかも鑑賞席も付いてくる・・・・・

ただ、前払い、スリランカの銀行に振込のみ。

本当に?本当に大丈夫なの??とレビューを探すと

「クイーンズに予約したのに系列ホテルに移された」などという書き込みを数件見つけ、

「絶対にクイーンズですよね?振込前に予約表送ってください!」と頼みました。

英語が通じる人とそうでない人がいるので、一つのやり取りに3回くらい電話する羽目になり、粘りがちで本当に部屋取れてました(笑)

 

ようやくチェックインしたのは真夜中過ぎ・・・・・・。

翌朝の朝食には、私が大好きなホッパーが登場して興奮!

動画にある通り、米粉を水で薄めたものを薄く伸ばして丸くかりかりにします。真ん中に卵も。

 

中にサンバルなどを入れていただくのですが、私はブッフェに並んだダール(豆)のカレーやチキも乗せてしまいました。

これは日本のスリランカレストランで出会いませんが、ロンドンでは食べたことがあります。

 

翌日はまず、セイロンティーミュージアムへ。

本当はキャンディの茶園に行くつもりが、ペラヘラ期間ですべてお休みとのことでした。

 

朝なので人はあまりいません。キャンディの街から30−40分くらいでしょうか。

 

古い大型のローラー(揉捻機)です。紅茶を作るために、この機会で葉をもみます。

 

Little Giantってかわいい名前。

イギリス製1800年代に作られ、セイロンに送られたものです。

 

台の部分が現代のものと違う。

もちろん日本茶用とも違います。

 

こちらは中国で使うような釜炒りの釜です。

 

セイロンティーの父とよバレるジェームス・テイラーが1970年に使った最初の釜炒りの釜だそうです。

 

ジェームス・テイラーはセイロン中で見かけます。少なくとも、お茶に関する場所では。

スコットランド人の彼は10代でセイロンに渡り、最初にお茶栽培をスタートした人と言われています。

ずっと独身で一緒をお茶に捧げたような人だったそうです。

 

ミュージアムは主に機械の展示ですが、4階くらいまであり、テイスティングができるコーナーもあります。

 

先を急ぐ私たちは何種類ものテイスティングではなく、お茶を飲むだけにしました!

この日の午後にもギリギリセーフ、が続きます!


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