インフューズでは、ベーシックコースから始まり、アドヴァンストコース、続いてディプロマコースがあります。
ディプロマコースではより様々なアスペクトから紅茶について経験していただくよう考えています。
先週は、紅茶のブレンド作りでした。
混ぜれば良いと言うものではないので、作る際の基礎的なルールや、割合についてお話し、その後実習です。
例えばこう言うドライのお花やハーブなどがどんな役割をするのか、どのくらい加えるのが適切なのか.....
1800年代のティーブレンダーのテキストからの抜粋などもご紹介した後、先に良くプラニングしてから混ぜていきます。
出来上がったものは、例えフレーバーを付けていないものであっても1週間くらいは温度変化が少ない場所に密封して置いてなじませます。
今週には皆さん、飲めるかな、きっと美味しいのができている事でしょう!
この日はバノッフィパイを作りました。自分でも大好きなケーキで、夏には特に美味しいと思います!
ブレンドはプロがやること、素人がやるのはミックスですよ、と教えてくださったのは、日本紅茶協会の荒木先生でした。その当時、まだ養成研修を受けていた私は、プロのやるブレンドってどんなルールがあるのかなあ、と思ったのを覚えています。
イギリスに行ってティーブローカーで研修を始めても、ブレンドは業務の中にはありませんでしたが、ある日、ウィタードのチーフブレンダーの方から連絡をいただいて直接ブレンドを教えてもらえることになりました。知らない事ばかりだったあの頃でしたが、イギリス紅茶業界での繋がりが増えて行くうちに更に学ぶチャンスも増えていき、仕事先の会社で自分のブレンドを作らせてもらえるようになりました。
今では、自分が親切に教えてもらったことをできる限り日本で伝えて行きたいと思っています。
そう言う年齢、立場に変わって来たと言う事でしょうね。
紅茶は私に沢山の出会いとチャンスを与えてくれたので、私から何か伝えて美味しい紅茶を楽しんでいただけるといいな、と思いながら過ごしています。