メインが運ばれて来ました。スペアリブ、オレンジマーマレードとお醤油で味付けしてます。私が忙しい時によく作っていた簡単メニューですが、彼女はリプをばらではなくラックにして、他にも色々加えて漬け込んでからオーブンでローストしていました。
これは何人で分けるの?と向かいの人が聞きましたところ
「これ、各自に配るんです、一人分です」と、ダンの口から信じられない言葉が!
今日改めて量をありっさに聞いたら一人当たり500gだったそうです。
何を考えているのか呆れましたが、
「うちはお母さんいつもすごい量を作ってたじゃない、だから私、どこで何を作ってもすごく多く作りすぎちゃうんだよね....」
と。
確かにね、あの頃は唐揚げ2キロ揚げてました。その話、覚えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。よく仰天されました。
これも私の教育か....。
付け合わせはほうれん草の胡麻和えと日本らしいポテトサラダでした。
どちらも日本で読んでいる方にはなーんだ、かもしれませんが、こういうタイプのポテトサラダはイギリスにはないし、ほうれん草の胡麻和えは出すとイギリスの人絶対にみんな大好きなんですよ。これらもまた、我が家のテーブルやお弁当によく出て来たメニューです。
そしてちらし寿司。中に何名かアレルギーやヴィーガンの方がいたのですが、一部メニューは共通でこちらは共通なのでシェアしました。
海苔を巻き込んだ卵焼きが綺麗でした、これも日本だと驚かれませんがイギリスでは感動されていました。
デザートは、この前私も一緒に試作したパリ・ブレスト。中にはマロンのクリームと、キャラメライズしたマロンとジンジャーが入っています。
美味しいけどとても食べきれないですが、ほとんどの人が同じなので各自にお持ち帰り用ボックスが配られました。
私は仲良しの雷くんを誘ったのですが、彼のお皿は500gのお肉のうち小指ほどの骨が5本くらいしかなくて、つまりほとんどが食べられる部分だったため、デザートは丸々持ち帰りでした(笑)。
右2人がデザイナーケンジくんと発酵食ケンジくんです。
嬉しかったのは、近くに座ったカップルが、
「私は彼女の行くところ全部追いかけてるの、今のところ全部行ってるわ。焼きおにぎりが最高!」と言っていてくれたことや、一階のパブのお客さんで若い女性が「ここには飲みにじゃなくて食べに来る、フード大好き」と言ってくれたことです。
私はちょっと疲れていたところでしたがとても楽しいイベントで、参加者が本当に楽しんでいて、最後にちゃんと彼らのところに来て挨拶したり褒めてくれるのを見て、母として感無量、という感じ。
イギリスでなかなか日本の材料も手に入らない中、こちらで手に入るもので毎日のご飯を作っていたのが、こうして娘の手にかかって進化バージョンでイギリスの皆さんに喜んでもらえる日が来るなんてなんて思ってもみませんでした。
私はイギリス料理も作りますが、こういう日本のご飯は手早く作れるから繰り返してしまって、自分では手抜きだと思っていたのですが、結局はそへが彼らの記憶に残っていたんですね.....。
カナダではクラスが、カナダサーモンに塩をして塩鮭作ってますし(笑)、どの子も日本語とりあえず喋れるし、イギリス生活の中も子供たちに日本の影響を残せたなー、とちょっと嬉しいです。
ただ単に、お喋りで食べるの好きだっただけかな?