毎日刻々と状況が変わり、なんとなく落ち着かない日が続きますね。
ロンドンにいる娘や息子と話してもそれは変わらないようです。
ミラノに遊びに行く予定だった娘はイタリアでの感染の広がりによってキャンセル。
モントリオールから日本に遊びにくるはずだった長男も予定をキャンセルしました。
そんな中、とても残念なのですが、私も3月のロンドンでのレッスンをすべて取りやめとしました。
せっかく企画した、尊敬するパティシエ Suzue Aoyama Curleyさんとのアフタヌーンティー。
伺うのが楽しみだったしげみキングウェルさんの素敵なサロンでの紅茶レッスン。
ポストカードティーズでの掛川茶の品種別日本茶セミナーや、UKティーアカデミーでのマスタークラスの講義。
人が沢山集まること、お茶とは言え、食品に当たるものを提供することから断念です。
娘とスパに行こうね!と企画していたのも、パリに遊びに行こうかなんて考えていたのももうなくなりましたが、今はそんな時ではないな、という気持ちが働くので、遊びのキャンセルはそれほど気にならないものですね。
もちろん日本でのイベントも延期が続き、AXNミステリーチャンネルとホテル椿山荘東京とのコラボの英国ミステリーと紅茶のイベントも3,4,5月分すべて延期となりました。
これは秋に仕切り直しの予定なので、残念ですが秋を楽しみにしたいと思います。
私もほとんどの時間を家で過ごしていますが、先週はインフューズの岡田さん、野田さんと一緒に近所にランチに出かけました。
今では自分のサロンでレッスンをするので、以前のように3人で会場を借りてレッスンをすることはなくなりましたが、同じ沿線に住んでいるので時々こうやって会えるのは嬉しい限り。
春らしい彩りのサラダと、ビールで煮込んだポーク、美味しかったです!
ビールを使って煮込むのって、イギリスではよくあります。
ビールの代わりにエールのこともありますが。
フィッシュ&チップスの衣にもビールを入れますし、先日のアフタヌーンティーでは、多賀谷まり子先生がとても美味しいギネスビールのチョコレートケーキを作ってくださいました。
最近外での仕事がないので外食の機会はかなり減りましたが、時々、こうやって外で食事するのもやっぱり楽しいですね。
とは言っても、日本では在宅勤務の方が増えているようですし、学校も休校。
外にも出たくないし、ということで家で過ごすことが増えるかと思います。
紅茶がコロナウィルスに効果的などと言っては過大広告になりますが、少なくとも抗菌作用があることは確か。
もちろん緑茶や烏龍茶でも効果は同じです。
私は色々なお茶類を満遍なく飲むことで、一日のティータイムにメリハリをつけています。
今、これを書きながら飲んでいるのはこちら。
アメリカの会社でHarney & Sonsの「ゴールデン・ユーナン」です。
ユーナンというのは雲南の英語読みで、中国雲南省で作られるお茶のことです。
雲南省では白茶、紅茶、そして一番有名なのは普洱茶ですが、英語やカタカナでユーナンティーと表記されて売られるのはほとんどが紅茶です。それ以外のはそれぞれホワイトティーとか普洱茶と表記されるので。
そのユーナン紅茶の中でもこれは芯芽ばかりを集めた紅茶なんです。
先日ご案内した、チャリティのロンドンティーウォークを行う、友人のブルーバッジガイド、石垣雷さんがアメリカからお土産に買ってきてくれたもの。
芯芽ばかりなのに、何故こんなしっかりした色が出るの?と思うくらい、はっきりとした水色。
驚くほどしっかりした香味があります。
スペシャル感がかなり高い紅茶なので、これはマグでなくティーカップでいただきます!
私は普段はマグを使うことも多いのですが、お茶によってはやはりマグでは飲めないものも沢山ありますね。
春らしいお花がいっぱい描かれたこのカップ、アールデコ特有の形がカジュアルな日常のお茶にぴったりで、気軽に使えます。
家で過ごす時間も楽しくする工夫、ほんの小さなことですが、いつもと違うティーカップを出してきてお茶を楽しむのも良いのではないでしょうか?