数日前になりますが、世界的に有名な紅茶研究家のジェーン・ペティグリューさんとクイックにお茶してきました。
彼女が「ここにしましょう」と指定してきたのが、ここ。
ロンドンはピカデリー・サーカスにある「バーバリー」内のティールーム「Thomas's」です。
ほぼ同じ時間に到着、
「静かな方がよろしいでしょうから」
という配慮で二階に通していただきました。
ジェーンさんと出かけるとほとんどのところで知られているので、何かと親切にしてもらえることが多いんですよ💗
お茶のメニューは決してものすごい種類ではないのですが、とても良く考えられた美味しいお茶が揃っています。
ジェーンさんはこの日は深蒸し茶。
そう、日本のお煎茶で、長めに蒸されたものです。
昨年末に私が「お茶大使」をつとめる静岡県掛川市の深蒸し茶紹介イベントをした際に、ジェーンさんもしっかり掛川茶のことを学ばれて、記事にも書いて下さったのですが、その後はすっかり深蒸し茶のファンに。
ここThomas'sの深蒸し茶が掛川のものかどうかはわかりませんが・・・・。
私はどうしようかなー、と悩んで、メガラヤの紅茶にしました。
メガラヤはインドのお茶で、地理的にはアッサムの近くですが標高がとても高いところもあり、茶園によって結構香味が違います。
この日のメガラヤは甘みを強く感じる、デリケートなものでした。
「ここ、ケーキも美味しいのよね」
とジェーンさん。
でもふたりとも、ソーサーに乗ってきたショートブレッドを食べるだけにしました。
1階部分はごく普通のバーバリーのショップですが、かなり広々としています。ティールームに入ってからも、こんな風にディスプレイがされているのでついつい見入ってしまい、危険!
2階はこんな感じです。
まるでワークショップかオフィスみたいで良い感じ。
イギリスらしさが可愛いですね。
階段途中にはこんなふうにトレンチやらエプロンやらが吊るしてあって、本当に誰かのお家かオフィスみたい。
この日は後からアメリカのジェーン・オースティンソサエティの女性が加わっておしゃべりも楽しかったです!
U.K.ティーアカデミーのコース・ダイレクターでもあるジェーンさんとは、仕事でもよくお会いしますが、ゆっくりおしゃべりする時間なんてほとんどないので、ジェーンさんも
「久しぶりの感じよね」
今後のことなども含めて色々お話できて、新しいことをまた沢山教えてもらえて、充実のティータイムでした。
ジェーンさんは、ここThomas'sが好きで、結構よくお茶する時に使っています。ロンドンって沢山お店があるのですが、静かにお茶ができるところってホテル以外だと案外見つけにくかったりするのです。
でもこちらは肩の凝らない感じのアフタヌーンティーもあって、ちょっとお茶、という時におすすめですよ。