今までセミナーや講義でご紹介したことがある、U.K.ティーカウンシルの「ティーギルド」システムが終了して1年経ちました。
このティーギルドとは、ティーカウンシルがミシュランみたいに人を送って、ティールームやホテルを評価し、アウォードを選定していたものです。
現在は、これに代わるものとしてafternoon tea.co.ukが毎年ベストアフタヌーンティーを選定していますが、他にもアウォードはあります。
Harden'sとは、サイトもありますが、もともとはグルメ本というか、レストランガイドです。
このガイドが実際に使えるかどうかは別として(好みもありますから)、ここが今年初めてアウォードを選定することに。
そしてアフタヌーンティーアウォードは、「Ham Yard Hotel」に決まりました。
写真は私が訪れた時のものなので、メニューは変わっているのではないかと思います。(1年以上前だと思うので)
私が訪れたのは、まだハムヤードができて間もなくでしたが、良かったという印象があります。
何を期待するかは価格や場所とのバランスですので、新しいホテルがモダンな感じで提供するここのアフタヌーンティーは、
「一生に一度しかロンドンでアフタヌーンティーできないかもしれない」
という方には、期待するゴージャスさとか、トラディショナルな感じと相いれないかもしれません。
でも、あちこち行ってみたし、最近話題のところにいきたいな、という方にはオススメです。
食べ物はコンパクトにまとまっており、量が多すぎることもなく味もよし。
サービスは至れりつくせり、ということではありませんが、ホテルとしての十分なスタンダードを保っています。
紅茶です。
紅茶はごく絞ったメニューで、先ほど確認したところ、私が行ったころよりさらに数が絞られていました。
イングリッシュブレックファスト、アールグレイとダージリンのセカンドフラッシュ。
以上です。
ただ、2.5ポンド追加でより多くの種類、紅茶ならラプサンスーチョンやシングルエステート、バニラティーなど、他にホワイトティーや緑茶、ルイボス、ハーバルインフュージョンが選べます。
裏の話をすれば、やたら紅茶の種類を増やしても、はっきり言ってイギリスでは注文はイングリッシュブレックファストとアールグレイに集中します。
なので、このようにシンプルなメニューも質の良いものを選ぶのならそれもありだとは思いますが、このように結局ホワイトティーやらグリーンやらをストックするのであれば、半端なチャージをするのもどんなものかなと・・・。
そうでなくてもあまり注文されない種類のものが、さらにチャージがかかるとするともっと注文されなくなり、ストックの管理が難しくなりそうです。
ホテルのレストランまたはラウンジ、場所を選んでお茶ができるのと、なんと時間制限なくずっとやっているというのはありがたく、また場所も観光やお買い物に便利なオックスフォードサーカスから近いので利用はしやすいと思います。
それに£22しかしないというのも大きな魅力ですから(有名老舗ホテルの半分です)、ロンドン在住の方、これからご旅行にいらっしゃる方、候補に入れてみてくださいね。