毎年春になると、一面に青いカーペットのように森の中を覆うブルーベルの花。
家の近くと、庭の一番奥と、何箇所かに固まって咲くのですが、夕方、やや薄暗くなる頃にはぼぅっと発光しているかのように見えたりします。
たいして世話もしないので、人ごとみたいに聞こえますが。
イギリスはガーデニングが盛んで、同時に我が家のご近所もみなさんとても素敵な庭を持っています。
前庭には門からドアまでずらりとお花が咲いていたり、ラベンダーが細い小道を作っていたり。
私はややワイルドな、田舎っぽい自然な庭が好きなので、それを理由に庭師さんにも最低限のことしかお願いしていません。
この家で春を迎えるのは初めてなので、どんな花がどこから咲くのかとても楽しみです。
ぽってりと重く見える濃いピンクの花はそれはそれは可愛い。
エジンバラ大学から試験休みで家に戻っている息子は、ガレージに置いた車から買い物の荷物を持って行くのを手伝ってもらっていたら
「この家は小さいけど、正面から見るとカントリーのコテッジみたいでホントに可愛いよね、特に桜が咲くと!」
と感激したように言っていました。
火曜日からレッスンが始まったので、桜の枝を何本か、背の高い息子に切ってもらい、ヴィクトリア時代のブルー&ホワイトのジンジャージャー(細口の花瓶のような器)にいけました。
ブルーベルは、買ってきた黄色いチューリップとヒヤシンスと一緒に、アンティークのウェッジウッドの花瓶に。
ウェッジウッドとは言っても、実は取っ手が折れたのを修理したものなので、二束三文でマーケットで買ったものなんですが、何にでも合うので気にしないでよく使います。
ギムリもお散歩に行くのが楽しそうですが、昨日はばたりと横向きに倒れて死んだようになっていたのでびっくりして駆け寄ったら、ダンちゃんとランニングに行ったとのこと。
スポーツマンの19歳と......。
無謀。
人間にしたら70過ぎなんだからね、無理しちゃダメよ!