年に5回くらい日本に行きますが、帰ってきて、ああ、これが恋しかったのよね、と思うものの一つに新聞があります。
我が家はずっとThe Timesをとっています。
ここのところ連日、ウィリアム王子とキャサリン妃のインド訪問のニュースが続いていて、先日はアッサムを訪れたおふたりの
「紅茶が好きなので楽しんでいます」
と言うコメントが載っていました。
キャサリン妃のお召し物も毎回話題の一つですが、その場に応じてカジュアルなお安いものからデザイナーズブランドまで着こなしてしまうのはさすがですね。
ロイヤル関係ではもうひとつ話題がありました。
女王陛下のレターがオークションにらかかるというもの。バルモラル城でインクで書かれた直筆のレターで、これは女王が21歳の1947年に、当時「Royal Wedding 」を執筆していた女性に宛てたものです。
ご成婚の数ヶ月前のことで、フィリップ殿下との出会いなどについて綴られています。
おふたりの出会いは女王が13歳、殿下18歳の時。でも、その後は3年間に2度くらいしか会われなかったそうで、その後、フィリップ殿下が時々週末をウィンザー城で過ごされるようになったものの、彼は24歳で兵役のため遠方へ行ってしまいます。
でも女王にとって、結婚は「自然な形でそうなるべくしてなった」もので、21歳にとってなるのを待って(イギリスでは20歳ではなくて21歳が成人)、結婚を決められたとか。
「(フィリップ殿下は)車が大好き」とも書かれています。
MGが自慢で、女王を乗せてロンドンまでドライブに行った時の楽しかった出来事、パパラッチに見つかって追いかけられてがっかりしたことなどが生き生きとご自分の言葉で書かれていて、すごいなぁ、こんなレターが普通にオークションにかけられてしまうのね、と少しびっくりしました。、
このレターは4月23日にオークションにかけられますが、主催者は£800から1200くらいになるのでは、と言っていました。
何となく、もっとずっと値が上がりそうな気がするのは私だけでしょうか?
いずれにしても、タイムズ紙はずっしりと分厚くて、世界のニュースとイギリスのトレンドまで載っていて、毎朝これをゆっくり読むのが楽しみなんですよ。