ロンドンにあまたあるアフタヌーンティー。
老舗のホテルや有名な百貨店、新しいティールームなど様々ですが、今回ご紹介するのは期間限定の特別感満載のアフタヌーンティーです!
場所は、バーリントン・アーケード。
まだ20代だった彼女は、わずか数年の間に3人のお子さんのお母さんになっており、ようやく週何度かひとりになれる時間ができたので、今回久しぶりの再会となりました。
「だって、麻子先生が20代で産んで、それもまとめてがいいとおっしゃってたので~」
川秀子さん。
世界一となった、イギリスの有名シェフヘストン・ブルーメンタールのレストラン「ファットダック」のヘッドパティシエを勤め上げた、ものすごい実力派です。
このサンドイッチの凝り方もすごくて、イギリスで人気のコロネーションチキン(カレー風味のマヨネーズでチキンやレーズンを和える)はわざわざテリーヌにしてあるし、トリュフの香りをつけた卵黄は64℃という低温で調理されているため、ねっとりと濃厚。
クロテッドクリームはデヴォン産。
小さなバーガーの形ですが、上のバンに見立てているのは確かアプリコットで、スライスチーズはホワイトチョコレートなのです。
その上、どうやらグリーンアップルの薄切り思われるものが挟まれていて、ピクルスそっくり!
一番上の段はローラン・ペリエのロゼシャンパンとイチゴのトライフルと、ウエッジウッドのカメオマカロン。
ちなみに食器もウエッジウッドでした。
気になる紅茶はジン・ティーのもので、アッサム、アールグレイ、ホワイトピオニーなど5種類ほどでした。
あいにく川さんにはお目にかかれず...。
お会いしたら手を合わせて拝んじゃうくらいに、本当にすごい方です。
男性が多く、荒っぽいイギリスのレストラン業界でここまでになるのは、これはもう並大抵のことではないですから.....。
私はこう言う、才能もあるけれど、地道に何年もたゆまぬ努力してきた方を何よりも尊敬します。
期間限定で6月までと聞いていたのですが、5月中に終わってしまうというお話も聞いていて、興味ある方は急がれた方がいいかと思います。
ただ、ドア開け放しだし、寒いですからね、ちゃんと暖かくしていかないとコート着たままでアフタヌーンティー、ということになり兼ねないですよ!
(ロンドンはまだ肌寒い日もありますから)