上の写真は、先月訪れたサンボーンハウスの居間です。
壁には絵や写真がぎっしり。ほとんど埋め尽くすほどに飾られた壁もあります。
一見ランダムに並べたような絵や写真、実はある程度計画的にかけてあります。
一枚だけ飾るなら簡単ですが、いくつもの絵を飾るときにはどう配置するかはとても大切ですね。
私は両親がオーストラリアにいた頃からイギリスに在住の間、ずっとインテリア雑誌を読んで、こういうルールみたいなのを切り抜いて取ってありますが、今は簡単にインターネットで探せます。
グループにわけるのも、フレームの選び方にも少し気を使えばとてもバランスがよくなります。
私たちも絵を床に置いて並べ方を決め、次に壁に置いて決めますが、違うサイズや質感の絵をたくさん混ぜるときには実際に壁にマスキングテープを絵の形に貼って見たりしています。
これはイギリスのアンティークの本のページ、動物や植物を図鑑のように描いたものはたくさん出回っていますので簡単に手に入ります。
草花を描いたボタニカル・アートは現代のフェイクプリントも多く、イギリスのパブの壁にたくさんあったりするので私は草花はやめておきました。
このリアルなような、そうでないような妙なサル、気になる(笑)と思って、4枚購入。
自分たちでフレームを選んで入れましたが、ごく一般的な市販品なので数千円くらいです。
とは言っても飾る部屋は決めていたので、フレームの色と額装のマットは時間をかけてかなり真剣に選びました。
居間のここにしてみました。同じ大きさの絵を偶数かけるのは簡単です。
右の絵とのバランスはこんな感じです。
この絵も新人さんです。レッスンを行うダイニングルームの壁の左側に足しました。
これも、植物図鑑の茶樹のページで、茶の花や実の切断面なども描かれていて見ていて楽しいです。
この部屋の額は他の壁もすべて黒のフレームにしているのでこちらもダークな色の額とモノトーンのマットにしました。
あ、よく見たら少しゆがんでた(汗)。こうして足していくこともあるので配置って難しいですね。
ちなみにダイニングには少し柔らかさを足したいので、引っ越してからじっくり数週間考えた末、お皿も飾ることにしました。
左上はウェッジウッドの金彩入りドラブウェア、右下は私の家族が住んでいたメルボルンの風景が描かれた、同じくウェッジウッドのお皿です。
また茶樹!
こちらはカメリアファミリーたちが勢揃い、日本の椿もあるので華やかですね。右下のひっそりしたのが茶花です。
こちらは居間に。
この部屋はプライベートなのであまりお茶お茶しないようにして、あえておサルさんとかオーストラリアのアボリジニアートとか、主人の母が油絵を習っていた先生の作品など取り混ぜていたのですが、この絵は他に行き場がないので・・・・・。
これはかける場所が決まっていなかったので、絵を見て、それに合う額縁とマットにしてあります。
壁が覆われて行くと、どんどん家がHouseからHomeになって行く気がします。
しばらく忙しくて、額装したのに絵をかける時間がありませんでしたが、外は殺人的な暑さなので家で快適に!という時期に間に合って良かった。場所は決まっても、絵画の裏側の紐の長さで場所がずれるので、その当たりは雑な私には無理!きっちり水平器とか使える器用な人がいないと難しいです(笑)。