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Channel: スチュワード麻子オフィシャルブログ 「ティータイムのある暮らし」
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緑の中の朝食と、日本の水と紅茶

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2週間前に続き、連休に軽井沢に行ってきましたが、そこでずっと気になっていた水の違いと紅茶について考える機会がありました。

きっかけとなったのが、「キャボット・コーヴ」ミュージアムテラスです。去年ここで朝食を食べに行った時に、紅茶が美味しいと思ったら記憶が残っていて、気になって今年も行くことにしました。もちろんパンケーキも目当てですけど!


階段を上がってすぐのところはこんな風になっていて、混んでいる時はここで待つことになります。今回は私にしては珍しく8時前でしたので、並ぶことなく入れました。


朝7時から開いているそうで、早い時間は並ばなくて良いそうですが、8時半過ぎからは混んで来ました。


ここは元々メルシャン美術館だったところで、こんなふうに建物は今、蔦に覆われています。

木立が続く、気持ちの良いロケーションですが、ここでの営業は夏場だけで、冬は本店で営業しています。


そして表題の紅茶と水について。イギリス、特にロンドンと東京の水の違いはもう慣れてきて、何がどんなふうに違うかある程度わかってきたつもりですが、日本の中で、え?こんなに水が違うの?と、思ったのは軽井沢の家の水でした。
いつも朝食に飲んでいる紅茶が美味しくないのです。なんというか、全く何の味もしない、いきなり舌の感覚が全てなくなってしまったかと思うくらい、本当に味がなくなるんです。
ところが、去年ここキャボット・コーヴで飲んだ紅茶はとても美味しかった、それは何故?と疑問でした。
2週間前には、イギリスの一般的なスーパーで買える安でのティーバッグを持って行きました。そうしたら!思った通り、色もロンドンで出すのと同じ色になり、味もリーフティーと違ってちゃんと感じられたのです。
水そのものもじっくり味わってみましたが、ミネラル感が強い。冷たくてとても美味しい水です。


キャボット・コーヴではまた同じものを注文。ブルーベリーのパンケーキと、バナナとピーカンナッツのパンケーキ。ベーコンとメープルシロップ、そして紅茶です。
紅茶の色は濃いめですがセイロンティーだとメニューに書いてありました。ストレートで飲んでみましたが、やはり美味しい。たっぷりマグに入ってくるのも嬉しいです。
お店の方に、お水について聞いてみましたところ、やはり水道水とのこと。でもお水そのものを飲んでみると、家のとは違ってもっと軟らかい水です。お店の方に聞くと、ここ御代田はお水が軟水だとのこと。違うんですね、お近くなのに.....。

今回は、軽井沢の家の水道水をボトルに入れて家に持ち帰り、家の水と比べてみました。ちょうど打ち合わせで集まってくれたティーアカデミーのスタッフも一緒にテストです。
いつもの朝食の紅茶を淹れると、やはり色が違う!黒っぽくて濁ります。味も軽井沢の水で淹れた方は何も感じられません。ミルクを入れるとより悪い色になり、やっぱり水が相当違うのだということがはっきりしました。

同じ日本でも、そして割と近くの地域でたる軽井沢と御代田でも、お水はこんなに違うのですね。
次回から水は家から持参です(笑)。
でも、キャボット・コーヴの紅茶は1種類だけですが、朝食にはぴったりで美味しいですよ!


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