日本ではもうクリスマスも終わってしまっていると思いますが、こちらは9時間遅れで、まだクリスマスの夜です。
ブログを続けて読んでくださっている方は、昨年の我が家のてんてこ舞いを覚えていらっしゃるかもしれませんが、夫の両親、兄弟、その子供たちで総勢18名が我が家に集結した昨年と違って、今年は家族だけの静かなクリスマスです。
カナダに留学している長男クリスがロンドンに戻ったものの、次男のだんちゃんはハロウから戻らずそのままスリランカに、クリケット遠征に行ってしまって今年は不在。ふだん寄宿の娘のありっさも戻って4人分を用意するのは、もう~、らくらくって感じです。
なので、クリスマス前にはお友達のRくんを家に呼んで、一緒にご飯を食べました!
前から作ってみたかった、サーモン・アン・クルート。
パフペストリーの中に大きなサーモンのフィレを入れ、その上にレモンバターソースを乗せます。
ズッキーニ、リーク、アスパラガスなどを細く切って炒めたものを、たまねぎやグリーンピースをピューレにして作ったソースで和えてその上に。
上からまたパフペストリー生地で包んで、オーブンで焼きます。
楽しくお喋りしていて、ディッシュアップした写真を撮り忘れたので、キッチン写真だけでごめんなさい。
ユールログは紅茶バージョンで。
クリスマスティーが沢山あるので、スポンジ生地に焼きこみ、さらに紅茶カスタードクリームを作って、生クリームと一緒に巻き込みました。
クリスマスティーでなくて違う紅茶で作っても美味しいですね。
そして、クリスマス当日の今日は、やっぱりターキー。
でも、のんびりしすぎた我が家では、ターキーを早くからオーダーしていなかったので、いつも行く美味しいブッチャー(お肉屋さん)にあったのは
「最低でも5キロ以上しかないねー、奥さん」
っていうことでしたので、4人なのに~、5.7キロのターキーです。
ちょっとした赤ちゃんなみじゃないですか。
家族だけなので、ごくカジュアルですが、キャンドルが好きなので色々と並べました。
スターターは簡単にサーモンですが、これはHansen &Lydersen LTDという1923年からある会社のもので、今でもロンドンでスモークしています。
ビーチウッドとジュニパーウッドの薪を使い、使うサーモンはFaroe島で採れるもの。
今のオーナーはロンドンのNOBUで修行した人だそうで、そのためお刺身のようにスライスするのが特徴です。
クレームフレにホースラディッシュソース、ディルなどを入れ、St. Johnのサワーブレッドを添えて。
ダンナさんがBoroughマーケットまで行って入手してきました。
最初は白でしたが、途中からはこの赤。
パリでワインと料理の教室をしているCA時代からの親友みほちゃんからもらったもので、1994年は彼女のところの息子さんとうちのクリスが生まれた年なのです。
付け合せには欠かせないブラッセル・スプラウト、芽キャベツは、チョリソーと一緒に軽く炒めるのがうちの子たちの好み。
他にはローストポテト、ローストパースニップ、ソーセージにベーコンを巻いたものなどを付け合せに。
普段お料理しませんが、ローストとなると俄然張り切る夫が、今回も頑張りました。
だいたい、5キロ以上あるターキーなんて、私は持つことも難しいですしね。
その代わりといってはなんですが、恒例のチョコレートのユール・ログはちゃんと私が作りました!
クリスマスプレゼントを開けている横で、クリスマスのプレゼント袋で遊んでいたギムリ、半分入り込んでしまったので、面白がってそのまま中に入れてしまったら、居心地が良いのかずっとそのまま袋に入ってました。
暖炉の火とキャンドルの灯と。
食後に美味しいダージリンティーを淹れ、しばらく置いてからは日本の美味しいお煎茶を飲みました。
食べ過ぎた後にはこういうすっきりしたお茶ば美味しいですよね。
少し休んだだけで、さっき散々食べた後なのに、もうおなかすいた!という息子のために、もう夕食の支度。
いかにもイギリス・・・・という風に見えますが~、もう重いものは嫌だー、ということで、何と夕食は・・・・
味噌煮込みうどん!!
それもターキー入り!!
イギリスの主婦は、残ったターキーをいかに工夫して美味しく食べるかを競ったり、アイディアを交換したりしますが、さすがに味噌煮込みうどんはできないだろう~。はははー。
と、自慢できるようなものではないですよね・・・・。
でも、みんな大好きだし、特に夫は赤味噌が好きなので、時々作るんですよ。
豊橋の生徒さんから、美味しいきしめんをいただいたので、それを使いました。
なのでー、暖炉とキャンドルの夢を壊してしまってごめんなさいー、そろそろ卵も煮えた頃だから行きますね!
ブリュッセルのお話もまだ続きます。