イギリスのスポーツと言うと、サッカー(イギリスだとフットボールと言いますが)やゴルフがすぐ頭に浮かび、ラグビーもイギリスが発祥ですよね。
でも日本でまだあまり知られていないクリケットは、イギリス中にファンがいて、プロの試合の観戦だけでなく、各地クラブでのアマチュアの試合も人気です。
コロナウィルス蔓延の中、イギリスではパブやレストランが制限付きとは言え営業再開が許されました。
クリケットもプロの試合はスタートするのですが、アマチュアの試合がダメだと発言して、政府がすごい勢いで叩かれた、という話をロンドンの仲良しのお友達に聞いて、BBCニュースを見てみました。
うーん、ホントだ。
しかも、その理由のひとつが「クリケットティー」!
クリケット自体は、野球とあまり変わらない接触度合いで、がっちり接触するコンタクトスポーツではありません。
でも、クリケットには、「クリケットティー」という伝統があります。
私は自分の本にも書いているので長くなるからここでは書きませんが、クリケット数百年の歴史の最初からあるこのクリケットティー。
更衣室での着替えとともに、みんなでアフタヌーンティーをいただくこの時間が感染の恐れがあるとしてクリケットは再開できない、と首相のボリス・ジョンソンが発表したのです。
「クリケットティーなしでもクリケットはできる!普通に各自がお弁当食べればいいじゃないか」
という声もあり、結局政府はこの発言を撤回、アマチュアクリケットはめでたく今週末から再開して良いことになりました。
この写真は、次男がキャプテンをつとめたハロウ校対イートン校の試合の時のもの。
ちなみにボリス首相の息子さんはうちの長男と同い年なので、ラグビーの対抗試合ではあのぼさぼさヘアに野太い声で息子の名前を連呼しているところを何度かお見かけしましたが、クリケットはしていなかったのだろうか・・・・・。
青空の下、緑の芝生の上でプレーするクリケットは、確かにとっても気持ちが良くて、接近するのはバッツマン(打つ人)とウィケットキーパー(ボールをキャッチする人)くらいなので、問題ないように思います。
母校でコーチのアルバイトをしていた次男ももう社会人なので今年はクリケットできないかな。
今は仕方ないとは言えクリケットティーがなくなるのは寂しいですけど。
応援に来ている家族やおじいちゃん、おばあちゃん、大型犬たちが沢山で、ブランケットの上に座ってお茶をいただくあののどかさが早く戻ってきて欲しいと思います!