福岡でのお仕事の最終日、市内からはやや遠くなりますが、おだしで有名な茅乃舎さんのレストランにお邪魔しました。
私が茅乃舎さんのおだしを最初に知ったのは、「家庭画報」の編集の方がロンドンにいらした際にお土産にいただいてから。
「とっても美味しいんですよ、絶対におすすめです」と言われ、それがなくならないうちに、また日本の方にお土産に同じおだしをいただきました。
その茅乃舎さんが福岡の会社だとはまったく知らなかったのですが、福岡のイベントに茅乃舎の奥様が参加してくださり、ご親切にレストランにお招きいただいたのです。
車でどんどん山の中に入っていき、到着したのは周囲に何の灯も見えないくらい緑に覆われた場所。
こんな欄干の橋を渡ります。
6月には蛍が沢山飛んで、とても綺麗だそう。
名前は全て、野の花でデザインされています。
最初に出されたのはこちら。
ゆっくりと火を通したビーフシチューがとても美味しかったです。
きのこたっぷりのお鍋。
さすがにおだしの旨みがたっぷりです。
最後に海鮮丼、ミニサイズがうれしい。
「鹿が出ますからお気をつけくださいね」
と送り出していただき、暗い道を博多まで戻りました。
茅葺きが趣深いこのレストラン、少々遠出してでもぜひ行ってご覧になる価値あり、です。
ロンドンに戻ってから、茅乃舎さんのレシピ本を見て、早速いくつか作ってみました。
こちらはお味噌とバターの味が好評だった「鮭のちゃんちゃん焼き」。
ランチには野菜だしを使って「大人のチキンライス」
他にも寒くなって来たので「カレーうどん」なんかも作りました。
多分ロンドンでカレーうどんを作ったのは初めてではないかと・・・・・。
一番の特徴は、袋をやぶって中味を直接使えることだと思います。
これまでは、普通のおだしを炒飯によく利用していましたが、「野菜だし」はさらに用途が広くて、特にロンドン暮らし、半分イギリス人家庭にはとても便利で好評でした。
とても優しい味の、スープストックと思ってもらえればいいかと。
しばらく家を離れていたので、お料理するのもまた楽しく感じます。
今週末、チャリティーで息子と10マイルを走る夫は、私がいない間はきっちりカロリー計算して体重を大分落としており、私が戻ると体重も戻ってしまう~、と言いながら食べています!
そう言えば、柚子胡椒と袋を破ったおだしをまぶして漬けておいた鶏肉で、ちょっと変わったから揚げも作ったのでした・・・・・揚げ物はやめておこうかと思ったのですが、ちょうどお休みで子供たちがいたので、つい。
育ち盛りが好きなものを作ってると、親はカロリーオーバーになってしまいがちですよね。
と言うわけで、デザート作りはしばしお休み。
来週からはまたロンドンでのレッスンが始まるので、残りのケーキがキッチンに置いてあったりという誘惑があるのですが、レースが終わった後だからいいでしょ。