イギリスでは、昨日日曜日が母の日でした。
日本では5月ですよね。
英語でMothering Sundayと言います。
毎年イースターと近いので、最近ではイースターのお菓子ということになっているシムネル・ケーキというお菓子がありますが、これはもともとはこのMohtering Sundayに、娘がお母さんのために作って持っていく風習があったそうです。
我が家では、娘がこんな可愛いカードをくれました。
それぞれモントリオールとエジンバラに離れている息子たちからはテキストでメッセージが。
娘は最近アルバイトを始めたのでためたお小遣いでラデュレのマカロンをプレゼントしてくれました!
娘は今年度から、それまで寄宿していたラグビースクールを出て、6th Form Collage
と呼ばれるタイプの学校に移り自宅から通っています。
息子たちが通ったHarrowスクールもラグビーも、それぞれ進学する大学などは申し分ないのですが、娘が専攻したいアートに関しては、ラグビー校に何度面談に言ってもほとんど道が開けていないのがわかりました。
絶対に芸術家として独り立ちしたい、ということでないにしても、本人が最もパッションを感じ、ある程度は能力を認められている分野に進めないのはやはり残念です。
それまでほとんど知識がなかった6th Form Collageというのは、大学入試準備のために2年間だけ通うタイプの学校形態で、あまり多くはありませんが、我が家の近くには全国で2位という学校があるのを知りました。
そんな狭き門ですからダメ元ではありましたが、無事合格し、娘は今は家から学校に通っています。
女の子が家にいるというのがこんなに楽しいものだとは忘れてました・・・・。
何しろもう5年以上、我が家には子供が一緒に住んでいませんでしたし、もうこのまま一緒に住むことはなく離れてしまうのだと諦めていましたから。
慣れるには少し時間がかかりましたが、今はなんとなく落ち着き、彼女は近所のアートカフェでアルバイトを始めました。
オーナーはこの通りの物件を何件も持っている弁護士さん夫婦で、言って見ればご近所同士で知り合いでしたし、空いている時間はここで絵を描いてね、みたいな形で初めて数ヶ月になります。
当たり前ですが、寄宿学校にいる時はアルバイトなんてできません。
学校の決まりでWork Experienceというのがあり、職業体験みたいなのはありましたが。
面白いですが、息子の同級生のHarrowスクールの男の子が、近所のスーパーマーケットで棚に商品を並べていたこともあり、びっくりしました。
はじめのうちは疲れてぐったりして帰ってきていた娘ですが、働くことの大変さを知るというのはとても大事なことだと思います。
お小遣いでなく、自分で得たお金で何かをする、という楽しさも知ったようですし、受験準備が大変になるまでは続けられるといいなと思っています。