ハッピー・イースター!
皆さま、良いイースターをお過ごしでしたか?
今日、日本は通常の月曜でしたが、イギリスはイースターマンデーはお休みです。
今年は長男も次男もロンドンに戻らず、私までいないので多分初めての家族離れてのイースターでした。
レッスンでお出ししたこのホットクロスバンズ、自分用に冷凍しておいたのを朝、トーストしてみました。
半分に切って、トースターで焼いて、バターをたっぷりつけていただくと、焼いている間にも甘いスパイスとフルーツの匂いが漂って、とってもイースターの日曜日らしくなりました!
このホットクロスバンズ、
に注文して作っていただいたものです。
お店の前で、イアンさんと写真撮っていただきました。
英国大使館からほど近いこちらのお店、メインはパイ。
日本だと、アメリカ式なのかな??パイと言うとイギリスと少し違うものを連想される方も多いようですが、イギリスのパイはボークパイなど、コールドのまま、お弁当やピクニックで食べることが多いもの。
でも、こちらのお店はスモークしたサバとクリームソースなど、珍しいものもあって、イギリスの方が作るパイだなー、と思いました!
そして、「ブッチャーストライプ」と呼ばれるこのブルーに白のストライプのエプロン。
イギリスではシェフは皆これを着用します。
もう15年以上前、私がロンドンの大学でパティスリーシェフの資格を取りに行った時も、これが制服の一部でした。
何も知らずに初日にティーポットのついたエプロン持って行ったら、教官とクラスメイト全員が絶句したのは今でも忘れられません!
後で聞いたら、私以外は全員が現役のシェフたちでしたから、当たり前ですけど皆さんこのエプロンと白いシェフの制服は持っていたんですね......。
教官がカタログをみせてくれて
「ここから選んで注文しなさい」と言われましたが、エプロンは、気のい若い女性が「古いけど私のあげる」
と言って、くれました。
まだ大事に使ってます。
気の強い、頑張り屋さんの19歳か20歳の女性で、最終試験で私が何故か首席でアウォードいただいた時にはとても悔しがって怒ってましたが、それがストレートで、決して意地悪い感じはなくて、若くても何かを極めようとする人は芯がしっかりしているな、と感じたのを覚えています。
通ったのはコルドンブルーなどとは違って大学ですから、座学も多く、レポートとペーパーの試験や提出物も多かったため、まじめに勉強した私が良い成績となりましたが、当たり前ですが厨房でのスキルはとても現役には敵いません。
色々と勉強させてもらえて楽しい時間でした。
イアンさんのエプロンを見て、そんなことを思い出したイースターでした!